呼吸器内科で扱う疾患は、多岐に渡っております。①感染性呼吸器疾患である感冒(かぜ症候群)や気管支炎、肺炎、肺結核等があげられます。特に高齢者において肺炎は死亡原因の上位です。➁慢性閉塞性肺疾患は、喫煙との関連が深い疾患です。③気管支喘息に代表される、アレルギー関係の肺疾患も認められます。④間質性肺炎は、肺胞の壁が厚く硬くなり、酸素が取り込みにくくなる疾患です。⑤肺癌は、日本人で年間約8万人が罹り、7万人が死亡します。癌の中で最も死亡数の多い疾患です。⑥肺血栓塞栓症に代表される、血管性疾患⑦気胸、膿胸、胸膜炎他の胸膜疾患⑧急性、慢性に血液中の酸素分圧が低下する呼吸不全、⑨睡眠時無呼吸症候群等のその他の疾患が存在します。
他の領域の疾患も同様ですが、呼吸器疾患では特に診断の遅れが予後に大きく作用します。私は微力ではありますが、これまで大学病院、市中病院での診療経験を活かし、地域の皆様のお役に立てればと考えております。「咳が続く」「痰に血が混じる」「歩くと息切れがする」等の症状が気になりましたら、気軽にお声かけいただければ幸いです。